森の奥のそのまた奥のそのまた奥のさらなる奥に
「時の木」がありました。
誰にでも特別な時というものがありますが
それはここの木になる「時」が
あなたを選ぶ時なのです。
人生の中で幾度か訪れる特別な
幸せの時
悲しみの時
それらはこの木になる同じ実でしかありません。
みな同じように平凡な形をしていて、同じような光を放っています。
その光が美しいものなのか、恐ろしいのか、はたまたつまらないものなのか・・・
ほんとうのところは受け取ったひとにしかわかりません。
でもひとつ確かなのは
その人が望むのならば、必ず輝かせることはできるということ。
おや!やっぱりそうだ!
彼が手にしているのは
次にあなたの元へ届けられる「時」のようですよ。
あなたにはどう見えますか?
私には・・・・とても美しく輝いているように感じられるのですが!
さあ!待っていることはありません!
手をのばして、彼から「時」を受け取ってしまいましょう!
その時を自ら手にするのです!
あたらしい時があなたにとって幸せな時でありますように。
時が放つ光をずっと、美しいと感じられますように。