4月8日 (土) 
20代後半は活字中毒だったワタクシなのですが、
確か30代を迎えた頃から・・・めっきり読まない人になりました。
でも今年になってから、なんとなくまた読もうかなという気になってきて、時々読んでます、新しいのを。
でもって、一昨日〜昨日読んだのが、『白夜行』(東野圭吾・作)。そう、最近までTBSでドラマやってたやつです。

TV好き(ドラマ好き)のワタクシでしたが、結婚した頃から、見る量が激減しました。最近それほど面白いもの無かったし、TVドラマって、オットと一緒に見ると集中できないんですよね(笑)。

ずいぶん久しぶりにはまったのが『白夜行』。
全部見ました。役者がみんな良かったし、とてもドラマらしかった。原作がしっかたものだというのはもちろんのこと、脚本家がうまいんだろうなと思って見てました。
で、ドラマも全部見終わってから、原作を読んでみたわけです。東野圭吾さんの本を初めて読むので、どういう書き方をする人かも全然知らなかったので、ドラマの気持ちのポジションで読み始めて・・・
で、びっくりしました。

こ・・・・これは・・・原作読んだ人(好きな人)は、ドラマに面くらっただろうなあと。
ひいちゃったんじゃないかな・・・とも。
話が変えられてるわけじゃないんですが、作り方が全く違う。ドラマでは、主人公の語りで始まる、主人公ふたり(他登場人物)の思いが中心に描かれたものだったのだけど、
原作は、主人公ふたりの感情(内面)表現が全く抜かれたものでした。行動だけ。それを回りの人(ふたりに、事件に、関わる人)の目を通して見るのね。そのまわりの人の目にしても・・・感情の表現は出してない。

ミステリーだものね。わかっちゃこまるもんね。

・・・・ドラマでは犯人(犯罪の理由もトリックも)が最初からわかるようになってたし、ミステリーじゃなくて、人間ドラマで作ってたんですよね。
だからみんなかなり熱く語ってましたね(笑)。
回りの人間の主人公たちへの想いも強く出てた。

ドラマ見てるあいだ、ふたりがつらくてつらくて、闇が苦しくてしょうがなかったのだけど、
原作は闇がもっと深かった。
原作のふたりは本当に太陽を知らなかった。

ミステリーということもあるし、ドラマで全部知ってしまった後に読んだ
ということもあるので、原作の本当の面白さ、良さはわかりにくかったと思うんですね。
だからかなーと思うけど、実は私は、ドラマの「白夜行」
が好きだったりします。原作をものすごく好きで、大切にしていて、作ったものだなと、読んであらためて思ったのね。
登場人物への解釈も好きだったし。(脇役だけど、余貴美子が演じた、図書館の人とかもよかった。)
ドラマはかなり甘い話になってるんだなあとかも思ったけど、
選んで買う活字じゃなくて、なんとなく入ってきちゃうのがTVなので、救いはあった方がいいような気がするし。愛が伝わりやすかったし。

音楽も良かった。
主題歌?もよかったけど、テーマ
音楽?の方が、頭から離れなかったですね。あの曲流れるとふたりへの感情移入が強くなるの(笑)。

山田孝之はいいですね。いい役者さんですね。前から良さそうだなとは思ってたけど、まだ若くてちょっとうっとおしかったので、あんまり見たくなかったんだけど(笑)いい感じに年とってきましたね(大人になったっていうのか)。綾瀬はるかは、前から可愛くて好きなんだけど、ちょっと若かったなあ。この役は、あと2年後ぐらいにやってほしかったなあとちょっと思ったりして(無理だけど)。
そして武田鉄也。スバラシイ。この人、実は演技うまいんですね。知らなかった。また悪役が見たいです。


ドラマ見てた時、見終わった後、毎回ぐったりしちゃったり滅入ったりしてたもんだから、オットは『そんな(気分)になるんなら見るのやめなさい』とお父さんのように怒ったりしてましたが(笑)。
原作読んでる時は、滅入るっていうようなのじゃなくて、なんか、久しぶりに闇の重さを感じて、調子悪くなっちゃったりしました。
しばらく「暗いもの禁止令」出します。自分で(笑)。
今は、他者の作ったもの(それがすばらしい感動でも)で感情を乱されたくない・・・時なのでした。

というわけでやっぱりまた活字離れしちゃうかな。
どうも私は選ぶ時に、重いものを好んじゃうから(笑)。やれやれ。